** 起立性調節障害に気づくまで **
起立性調節障害をはっきり認識したのは2015年の春
体育祭の直前に朝、起きてすぐ長男が嘔吐した
吐く、という事がめったにない
これは・・・と思い、14歳になる息子を連れて【小児科】へ行った
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中学に入学して部活に入り、夕方だった塾も夜に自転車で通う日々
クラスでも積極的で、行事もしっかり、前のめりな新生活
忙しくて忙しくて、お喋りな息子もさすがに毎日あっという間に寝てしまっていた
気づくのがもう少し早ければ・・・
ここまで悪化しなかったかもしれない
生活スタイルが激変した思春期の男の子の不調の訴えは、私にはわがままに見えた
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1年生の1年間で身長は15センチ伸び、体重は2キロ増えた
15センチで2キロ
ずんぐりむっくりだった姿は、変身したように男の子になった
のちに、内臓と骨の成長スピードの違いも、負担になる可能性があると知った
骨の成長が早く、特に心臓などが追い付かない場合、細部まで血流が届きにくい
この時期の子供たちに貧血が多い一因で、
起立性調節障害が”起立”と関わる名前なのは、貧血で倒れる子を指す言い方のようだ
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中一ショック
数か月前まで小学生で、6年間大事に大事に守られてきた子供たちは
いきなり中学で「重い荷物」と「自己責任」を背負う
そうして知らず知らずに、余裕もないまま体には疲労がたまっていく
色々なギャップを背負って、不登校や体調不良になる子も多くいる
肩が痛い肩が痛いと良く言っていた
塾に行く寸前でお腹が痛いと言って動かなくなった
夏休み明けは原因不明の下痢が一カ月続いた
年明けの1月は授業中頭がぼーっとすると言って保健室に通った
朝行きたくないと言い出したのは、このころだった